プラトニッククラウド

昨日の事を言うと、鬼が寂しげに微笑む。

25. 漢詩と憂

ここ最近、更新を忘れていた。三日坊主というわけではないが、一度忘れるとその後数日忘れてしまう。歯磨きくらい定着すればそういうこともないんだろうが。

明日は漢詩の期末試験だ。この学期の試験はこれだけなので、なんとなく余裕がある。漢詩は元々、平仄・脚韻がかなり定められているが、これを日本語で読み下してもリズム感があるのはなんとも不思議だ。読み下し方を考えた先人に感謝すべきだろう。

「生年は百に満たざるに 常に千歳の憂を懐く」これは古詩十九首のなかの文句であるが、なかなか言えるものではない。自分が抱えている過分な憂を捨てて良いのだと思わせてくれる。千年以上昔の異国の人の言葉に慰められて、今日は眠ろうか。